2010年02月13日

セールスレップ誕生の背景

セールスレップ誕生の背景

ご訪問有難うございます。

ストーンレップの竹井でございます。

前回に引き続きセールスレップについてお話させて頂きます。


 日本の経済史を振り返えると、戦前にセールスレップに似た販売代行業があった。



しかし、この当時の日本では卸売業・問屋などが興隆を極めていて、



この販売代行業はビジネスとしてのワークスタイルまでには至っていなかった。  


 その後の高度成長時代にも、「販売代理店・ディストリビューター」は存在するものの、



日本では長い間「セールスレップ」は日本では受け入れられなかった。



 そして時がたち、市場にモノが豊富に氾濫している時代が来た。



それと同時にわが国もグローバル化を迎え安い製品が東南アジアから輸入されるようになった。



生産者がいくら良いものを作っても、顧客のニーズに合わなければ注文も来ないし、



ビジネスにならない時代がやってきた。





 多くの中小企業経営者はモノづくりは分るのだがマーケティングマインドがないこともしばしばあり、



お客の目線でビジネスを考え、モノを作ることになれていなかったためである。  


 いかに、顧客の目線で情報を入手し考えることができるか、が求められた。



そして、セールスレップが定着化してきた現在では「提案型の企業間取引におけるセールスレップ」が



製造事業者に望まれている。   

   
 一方、大きな視野から中小企業の経営の実態をみると、どうだろうか。



20世紀後半から日本では多くの大企業が廉価な労働力を求め、



東南アジアなどの海外に生産工場をシフトしてきた。



その影響で大企業の仕事をしてきた多くの中小企業が仕事を失い



、倒産や廃業をせねばならない経営的なダメージを受けた。   


 その中には技術力のある中小企業も沢山あり、



国や政府に経営支援を求めたこともあった。

   
 そこで国や政府は産業振興の一環として、



中小企業の販路開拓支援事業を行った。



その時、国や政府は大手商社、専門商社に支援を求めたが、



中小企業のビジネスにマッチせず実績が上がらなかった。



 その頃からセールスレップ専門の企業も出始めていたが、



まだ規模も小さく、力も弱い存在だった。



この状況をみてアメリカで実績のあるセールスレップが注目されている。



これが日本版セールスレップの幕開けとなった。






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Posted by ストーンレップ at 23:30│Comments(0)マーケティング
 
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